こんにちは。
婚活歴10年の末、結婚に至ったアラフォーOL、葉花(ようか)です。
これから婚活を始める皆さん・婚活が思うように進まなくて悩む皆さんに、「結婚のためにやることは全部やった!」と胸を張る筆者が、自身の婚活の体験談からアドバイスしようというブログです。
婚活をしていて、「もう頑張り方が分からない」と感じたことはありませんか?
私も、婚活を10年やってきた間に何度も思いました。
私はゆるく婚活をやってきたタイプではなく、「1日も早く結婚したい!」という気持ちのもと、自分の持ち得る時間の全てを婚活に捧げてきた、いわゆる”婚活ガチ勢”でした。
休日は朝から晩までお見合いやデートの予定を入れ、平日も仕事終わりは婚活の予定を入れていました。
通勤時間や、お見合いとお見合いの隙間時間でさえ、
マッチングアプリなどで知り合った人にメッセージを送るなど、まさに婚活に全力投球する毎日を長年送ってきました。
結婚相談所、マッチングアプリ、婚活パーティー、紹介、街コン、社会人サークル、自己啓発セミナー、婚活本の多読、習い事、一人暮らし、料理、転職。
考えられる限りのことをやってきましたが、それでも全く成果は出ないまま、10年の歳月が流れました。
・これ以上一体何をすればいいんだろう
・こんなにやっているのに結婚できないなんて、私終わってる…
努力を重ねても成果が出ず、見えない壁にぶつかった感覚に陥ることがたくさんあり、その度に、自分を厳しく責めて過ごしてきました。
- 自分が酷く価値のない存在に思えたり
- ダメ人間だと感じたり
- 今まで積み重ねた努力が無駄に思えて、これまでの人生を否定したり
- 将来の自分を悲観したり
枕を涙で濡らした夜は、数えきれないほどたくさんありました。
今回は、そんな時に私が少しずつ気付いていった「視点の変え方」をご紹介していきたいと思います。
婚活が上手くいかず、つらい気持ちになっている人のお役に立てればうれしいです。
1. 婚活がうまくいかないのは、自分がダメだからじゃない
まず初めに、声を大にして伝えたいのは、
婚活がうまくいかないのは、
- 自分に魅力がない
- 自分に価値がない
- 自分がダメ人間
だからではないということです。
当時の私は、成果が出ないたびに自分を責めていました。
- もっと可愛いかったら
- もっとスタイルがよかったら
- もっと若かったら
- もっとオシャレなら
- もっと上手に話せたら
- 気の利いたことが言えていれば
- もっともっと…..、
婚活の後は、毎回こんなことを考えて、自分に足りないところを探しては、自己嫌悪にまみれて過ごしていました。
自己肯定感は下がる一方で、そのうち、
・自分には価値がない
・自分は欠陥人間
・生きているのが恥ずかしい
と自分自身に対して感じるようになっていきました。
もちろん、自分磨きや反省は必要なこともあります。
しかし、婚活では、自分の努力だけはどうしようもできないことがたくさんあります。
- 出会うタイミング
- お相手の理想像や好み
- 直感
- 相性
それらは、自分の努力ではどうしようもないことではありませんか?
そのたびに「うまくいかない=自分が悪い」と自分を責めて思い込むと、しんどくなるだけです。
婚活は努力が成果に直結しない場面も多いからこそ、いたずらに自分を責めることはやめ、
自分に優しくすること、自分をリスペクトすること、自分を大切に扱うことが、何より大事な基盤になります。
2. 「心の状態」がご縁を遠ざける
婚活ではよく、
- とにかく行動を増やしましょう
- たくさん「いいね」を送りましょう
- たくさん出会いの場に赴いて、とにかく異性に出会いましょう
と言われます。
私自身、結婚相談所に長らく在籍していたので、担当のコーディネーターさんから耳にタコができるほど言われてきました。
もちろん、行動は大切です。
出会いがなければ何も始まらないのも、事実です。
でも、心がすり減ったまま動き続けると、ご縁はむしろ遠のいていきます。
・もう後がない
・この人に嫌われたら終わり
そんなふうに自分を追い込んで、自分にプレッシャーをかけてお見合いに臨んでも、
好ましい結果になることはありませんでした。
私の場合、必死に婚活をするものの成果が出なかったので、毎回こんな気持ちで出会いの場に繰り出していました。
しかし、どれだけ婚活の予定を詰め込んでも、会えば会うほど手応えがありませんでした。
どうして上手くいかないのか考えた時に、
- こう答えたら印象がいいかな?
- これを言ったら気を悪くしないかな?
- どう答えるのがお相手にとっての正解なのかな?
そんなことばかりを考えながら話している自分に気付きました。
一体誰のための婚活なのか分からなくなり、一度婚活をお休みすることに決めました。
少しだけ休んで、
好きなものを食べて、たくさん寝て、リセットした後は、
同じお相手でも、印象が全く違って感じられたことがありました。
多少の違和感にも柔軟に対応できるようになっていたし、
何より、お相手の良いところに自然と目が向くようになっていきました。
反対に、心の中に余裕がないと
どんな出会いもピンとこないし、
お相手のことをきちんと見ることもできなくなってしまいます。
もし「婚活頑張っているのにうまくいかない」と感じた時は、一度自分に問いかけてみてください。
・疲れていないか
・焦っていないか
・自分を責めすぎていないか
・笑えているか
いいご縁を迎えるために必要なのは、自分の心の中の余白です。
そのためにも、自分の気持ちと向き合って、心を整えることがとても大切だと感じています。
うまくいかないときほど、立ち止まる強さを持ってください。
3.条件を重視していたのは、自分に自信がなかったからかもしれない
婚活をお休みしている間、
私はこれまで、自分が本当にどんな人と一緒にいたいのかを、ほとんど考えてこなかったことに
気づきました。
もちろん、「優しくて誠実な人がいい」とか、「私の家族にも優しくしてくれる人がいい」というものはありました。
お恥ずかしながら、私はそれ以外にお相手の年収や仕事といった“目に見える条件”をいくつか持っていました。
けれど、それが心から望んでいることなのかといわれると、自信が持てませんでした。
もっと正直に言うと――
親に安心してもらえるかどうか、
職場の同僚や友人に「ちゃんとした人と結婚したね」と思われるかどうか、
そういう”外からの目線”を、私はすごく気にしていたんだと思います。
誰かに紹介したときに胸を張れる人。
「ちゃんとした人だね」と言われるような相手。
そういう人を選ぶことで、「私はちゃんとした人間ですよ」と証明したかったのかもしれません。
結婚相手の肩書や雰囲気が「ちゃんとしている」と、
その人に選ばれた自分も「ちゃんとしていることになる」気がしていた。
婚活が上手くいかず自己否定の気持ちを強く持ってしまった私は、自分自身に自信がなかった分、
お相手の「ちゃんとさ」で、自分を補おうとしていたのかもしれません。
でも、そうやって出会ったお相手と過ごす時間は、
なぜかいつも気を張ってしまって、心から楽しめませんでした。
条件は合っているはずなのに、一緒にいても安心できず、
相手に気を遣いながら、自分を演じる…。
そんな関係が続くはずもなく、出会いは自然と終わっていくという経験を繰り返してきました。
自分の本当の気持ちを置き去りにしたまま、誰かに評価されるパートナー像を追いかけていたのかもしれません。
婚活をお休みして、
何者でもない自分で過ごしているうちに、
「誰かに誇れる関係」よりも、「自分が安心していられる関係」の方が、私にはずっと大事だったんだということに、ようやく気付くことができました。
「どんなお相手か」ではなく、「どんな自分でいたいのか」を大切にしたとき、
婚活の風向きが少しずつ変わっていきました。
4.うまくいかない人=真面目な人。だからこそ休むことが必要
婚活が上手くいかなくて悩んでいる人から相談を受ける時、
感じるのは、婚活に悩んでいるのはとても真面目で、丁寧で、誠実に向き合っている人だということです。
私自身婚活が上手くいかない期間が長かったので、
どうしたらもっと良くなるか、どう伝えれば好印象か、
婚活本を読んで、婚活のhow-to動画を見て学び、相手の気持ちを想像して、
できる限りの準備をしてデートに臨んでいました。
でもある日、頭では「頑張らなきゃ!」と思っているのに、
体も心も重たくて、メイクをする気力も湧かず、
笑顔を作るのがつらくてぐったり。
そんな自分に気付いた時、
私は思い切って、婚活を少し休むことにしました。
最初は婚活を休むことが怖くてたまりませんでした。
1歳でも若い方が有利という婚活市場において
アラフォーにさしかかる自分が休むことは恐怖でしかありませんでした。
- 休んだらもう結婚できない
- 取り返しがつかなくなる
- これだけ頑張って結婚できないのに、休んだらもう結婚なんて絶対ムリ
と思っていました。
それから、周りはいわゆる「適齢期」にすんなりと結婚しているのに、
自分がいつまでも結婚できないことで
・自分は人より劣っている
・劣っているのだから人より努力するのは当たり前
・休むなんて怠けている
と思い込んでいました。
だから、どんなにつらくても、苦しくても、涙がでそうでも、
歯をくいしばって婚活を頑張ってきました。
テストの点数のように数値で表れるわけでもなく、
仕事のように評価されるわけでもなく、
一つの行動がすぐ結果に結びつくこともありません。
頑張っても、なかなか報われない。
だからつらいのが婚活だと思います。
しかし、何も変わってないようでも、確実に変化が起きています。
たとえば、こんなことです。
- 頑張っても上手くいかないことの辛さを経験できたことで、人の痛みが分かるようになった
- 人の幸せを、前よりも素直に「よかったね」と思えるようになった
- デートの後、過度に反省会をしなくなった
- 比べるより、今の自分に集中しようと思うようになった
- 自分の疲れや落ち込みに気づけるようになった
- 選ばれることより、「自分はこの人と一緒にいたいか」を考えるようになった
- 少しだけ、自分のことを肯定できる瞬間が増えた
- ひとりの時間をちゃんと楽しめるようになった
- 以前より出会いを楽しみにできる気持ちが芽生えてきた
こういった小さな変化は、一見「成果」ではないかもしれません。
でも、そういう気づきや心の動きこそが、
“ご縁を受け取れる自分”になるための、確実な準備だと思います。
婚活が長引いていると、まるで何も前に進んでいないように感じてしまう。
でも、振り返ってみれば、
ちゃんと一歩ずつ、自分に近づいていた時間だったと思える瞬間が、きっと来ます。
おわりに:成果が出ないと感じる貴方へ
婚活がつらいとき、「もう十分頑張ってるのに、何が足りないの?」と感じることがあります。
私もそうでした。
- これだけやってもダメなら、もう結婚なんてムリ
- こんなに頑張ってるのに、どうして選ばれないんだろう
何度も、そう思いました。
でも今ならわかります。
婚活が上手く進んでいないと感じる時間は、ムダな時間ではなく、「自分らしい幸せ」にたどりつくための、大切な準備期間です。
結果が見えなくても、貴方は今、ちゃんと進んでいます。
婚活で成果が出ない時間というのは、本当のご縁に向かって「自分が整っていく時間」です。
そんな時だからこそ、「もっと行動しなきゃ」ではなく、
「少し立ち止まって、自分の声を聞いてみる」ことが、次の一歩への入口になるかもしれません。
そしてその時間こそが、
「誰かに選ばれる私」から「自分が自分を大切にできる私」へと育っていく、静かな土台作りだったのだと思います。
焦って走り続けなくてもいい。
他人と比べて、必要以上に落ち込まなくてもいい。
何もしていないように見える日だって、ちゃんと意味があるはずです。
もし今、しんどい気持ちを抱えているなら、まずはその気持ちを否定せずに受け止めてください。
そして、頑張ってきたご自身を、どうか大切にしてあげてください。
素敵な出会いがありますように。
心から応援しています。
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